Make the world colorful.
No impossible, no improbable.

スタートアップのファウンダーに必要な4つのこと


シリコンバレー発スタートアッププログラムの日本初卒業生になったので、その中で感じたスタートアップファウンダーに必要な4つのことをまとめてみました。

2014年8月7日の DEMO DAY 登壇をもって Founder Institute (FI) プログラムを卒業します。卒業できたのは4組5名。FIはシリコンバレー発のスタートアッププログラムで、2014年5月にファウンダーインスティテュート関西が日本初スタートとなり、2014年7月からは東京でもスタートしています。約3ヶ月のプログラムを通して、スタートアップファウンダーに必要だと感じたことを、4つの気付きとしてまとめてみました。

1. 自分を追い込む

FIはファウンダーに対してプレッシャーをかけてきます。それも尋常ではありません。まさにブートキャンプです。◯◯をやると宣言しろ、◯◯をして25人にメールを送れ、来週までに◯◯を用意しろ、会社を辞める計画を立てて辞めろ、などなど。毎週毎週、課題と称してありとあらゆる難題を吹っかけてきます。経営者にとっては当たり前のことだと思うのですが、スタートアッププログラムに参加して初めてスタートアップに触れる人にとっては、驚くことばかりです。ましてや、仕事をしながら参加している人にとっては「甘かった」と思わざるを得ない瞬間があると思いますし、「何もしてくれない」と思うこともあるのだと思います。いや、実際にそういう声を聞いています。もし、スタートアッププログラムに入ることで、自分のビジネスを手伝ってもらえたり、答えをもらえたりと思っているなら、やめた方が良いと思います。”くれくれ思考”では、追い込まれ、愚痴を垂れ、嫌になるだけです。周囲からのプレッシャー、自分自身の立てたゴールと目標に対するプレッシャー、資金が無くなっていくプレッシャー。そういったあらゆるプレッシャーと課題の1つ1つが自分の事業を進めることになると考え、自らをその方向へ向かわせ続けるために、自分自身に適度なプレッシャーをかけ続けられる人が私は向いていると思います。

2. 自分に期待する

前述の通り課題がとても多いです。週に20時間分くらいはあるかもしれません。出来ない理由はたくさんあります。それを言い始めたらキリがなく、やりきることが出来たらうまく行くはずです。そのために何をすべきか。起きてもいないことを心配したり憂いたり、出来ないと嘆くだけでは誰も応援はしてくれません。ビジョンを持ち、それを語らなければ、応援者は現れません。自分はやれると、自分自身が自分に最も期待できなければ、周りも自分に期待できないのだと思います。

3. 現実を知る

現実は厳しいです。いくら自分に期待しても、出来ないこともあります。それは「いま」出来ないことだと考えるようになりました。逆に、「いま」できる事を考えるしています。スタートアップをスタートするまでに、何通りもの方法を試し、時にはネガティブなフィードバックを含めたアドバイスをもらう必要もあると思います。それらは全て現実です。「出来ねえよ」と思うよりも、「これなら出来る」と考えた方が良いと思っています。誰の言葉かは忘れましたが、『悲観は感情、楽観は意識』というのはその通りだな、と思います。また、何を言われようとも「自分が1番」と思うのは自由だと思いますが、現実を受け入れて正しい判断を下すこともファウンダーにとっては大事なのだと思います。

4. 自分を知る

このプログラムは本当にプレッシャーをかけてきます。プレッシャーの中で自分がどう振る舞うか、どう考えるか、それこそが自分自身の特徴だと思います。だから、プログラム期間を通して見えた自分の特徴は本性と言ってもいいかもしれません。人間だから得手不得手があるのは当然ですし、完璧な人間などいません。しかし、特徴を知っておくことで「致命傷」を負うことは避けられるはずだと思います。また、周りの特徴を知ることで、今後本当に仲間といえる人物にも会えるはずですし、会えなかったとしても相手を知ることはできると思います。

これらのことは、当たり前のことなのかもしれません。ただ、短期間でこれらのことを気づけたのは良かったと思いますし、気付かないままに進んでいたとしたらどうだったでしょうか。まだまだスタートも出来ていないかもしれませんが、これらのことを踏まえて、世界に打って出るようなグローバルスタートアップをここ関西から立ち上げていこうと思います!

FIに参加するにはオンラインテストを受けます。IQテスト、心理テスト、そういった類のものだと思います。結果はスコアリングされ、プロフィールや動機、その時点でのアイデアをWEB上で回答していきます。申込数は正確に知らないのですが50名程度、スタート時点の参加者は20名。申込数から考えると10%が卒業しています。毎週のプログラムにも関門があり、課題未提出、メンターレビューで行うピッチの得点が低いと脱落となる仕掛けです。実際に卒業できた私含めた4組5名は選抜部隊…と書けば聞こえは良いのですが、今回は1回目ということもあり、”ゲタ”は履かせてもらっていると思っています。プログラム自体は、これまでにも優秀なファウンダーを輩出していて、上場企業も生み出していますし、ファウンダーの5年存率は90%を超えているとのことです。このプログラムが実践的かつブートキャンプ的な要素を持ち、仕掛けが存在している証左であると思います。興味のある方は参加してみてください。

Up performa – up4m.co